光安定剤
光安定剤は、紫外線や可視光による物質の劣化を防ぐために使用される添加剤です。プラスチック、ゴム、塗料、繊維などの素材は、長時間の光照射により変色、黄変、脆化といった劣化が進行します。光安定剤は、これらの素材が光を吸収した際に発生するフリーラジカルやエネルギーを無害な形で散逸させ、素材の劣化を防ぎます。特に屋外で使用される製品、建材や車両の部品、包装材料に用いられ、耐候性や製品寿命を向上させる役割を果たします。
紫外線によって樹脂は劣化します。これを防ぐために用いられる薬剤が光安定剤です。 分子吸光係数が大きく、300~400mμの波長領域の紫外線をよく吸収すること、紫外線により発生するラジカルを安定化すること、相溶性が良好であることなどが、光安定剤に要求される性能です。薬剤は、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系などの化合物を用います。一般的には、1,000~2,000ppmの添加となります。
耐光剤マスターバッチ
- 銘柄名
- 用途樹脂
- 標準添加量(PHR)
- 特長
- TMB051
- LD
- 3~5(phr)
- 汎用
- TMB055
- PP
- 3~5(phr)
- 汎用

特記事項
- 各種、高濃度で高機能なマスターバッチを取り揃えておりますので、是非一度ご相談下さい。
- 使用条件や使用環境により影響を受けますので、予備テストでの確認をお願いします。
- 使用するベースレジンの物性により効果が異なるケースがありますので御相談下さい。
- 弊社マスターバッチの添加量表示は現場での計量作業の単純化を考慮し部数(phr)表示となっていますが、5phr以下の添加量の場合、wt%表示と実質的な差はありません。因みに、phrの場合は樹脂重量100に対するMB重量であり、wt%の場合は樹脂重量+MB重量=100です。
- お客様のニーズに合わせた添加剤・濃度・他成分混合等のカスタマイズ化が出来ますので、是非一度ご相談下さい。
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